「事業戦略を実現する人事制度とは」 人事制度設計・運用支援サービス「FirstHR」、第19回 HR EXPO【東京】に出展

- 目標設定
- 人材育成
- 評価
- モチベーション
- 成長
こんにちは、FirstHR編集部です。
2026年9月16日(水)〜18日(金)、東京ビッグサイトで開催された「第19回 HR EXPO【東京】」に、FirstHRが出展しました。
今回のテーマは、「事業戦略を実現する人事制度」。
人事制度をどのように事業戦略とつなげて設計・運用するのか。そして、生成AIの活用が広がる中で、何をAIに任せ、何を人が担うべきなのか。
最終日には、弊社の 取締役/FirstHR事業責任者の秋元が「事業戦略を実現する人事制度―AIに任せること、人が担うこと―」をテーマに登壇しました。
本記事では、当日のセミナー内容を中心に、人事制度設計・運用における重要なポイントをご紹介します。
※本記事の内容は、すべてイベント開催当日時点の情報です。
目次
HR EXPOに出展した背景
企業の事業や組織が変化すれば、社員に求める役割や行動も変化します。
そのため、人事制度を設計する際には、等級・評価・報酬といった個々の仕組みから考えるのではなく、まず「会社としてどこを目指すのか」「そのために、どのような人材が必要なのか」を明確にすることが重要です。

一方で、特にベンチャー・中小企業では、
- 自社に合った制度をどう設計すればよいかわからない
- 評価項目はあるものの、事業戦略とのつながりが弱い
- 制度を導入したものの、うまく運用できていない
といった課題も少なくありません。
こうした課題に向き合うためには、事業戦略から求める人材を整理し、等級・評価・報酬へと落とし込み、実際の運用まで一貫して考えることが重要です。
今回のHR EXPOでは、こうした事業戦略を実現するための人事制度設計・運用のポイントと、そのプロセスにおけるAIと人の役割分担をお伝えしました。
秋元が解説。「事業戦略を実現する人事制度―AIに任せること、人が担うこと―」
HR EXPO最終日の9月18日(金)には、弊社の取締役/FirstHR事業責任者の秋元が登壇しました。
セミナーでは、人事制度の「設計」と「運用」の両面から、事業戦略と連動した制度をつくるためのポイントを解説。そのうえで、それぞれの工程でAIをどのように活用すべきかをお伝えしました。
人事制度設計の起点は「求める人材」
セミナーで最初にお伝えしたのが、人事制度は事業戦略を実現するために必要な「求める人材」から考えることが重要という点です。
人事制度には、その企業にとって「どのような人材が必要なのか」を社員へ伝える役割があります。
そのため、いきなり等級・評価・報酬制度を設計するのではなく、
ミッション・ビジョン・事業戦略
↓
事業戦略を実現するための「求める人材」
↓
等級制度
↓
評価制度
↓
報酬制度
という順番でつなげていくことが重要です。

特に「求める人材」を設定する際には、現在活躍している人材だけを見るのではなく、今後の事業戦略を実現するために必要となる能力まで考えることがポイントです。
こうして定めた「求める人材」を軸に、等級・評価・報酬を一貫して設計することで、人事制度と事業戦略をつなげていきます。
制度設計では、AIは「案を作るサポーター」に
では、この制度設計をAIに任せることはできるのでしょうか。
セミナーでは、AIを「どう導入するか」ではなく「どう位置づけるか」の重要さを伝え、AIを意思決定者ではなく「サポーター・補助者」として活用するという考え方を紹介しました。
たとえば、等級制度・評価制度・報酬制度について、AIに素案を作ってもらうことはできます。
一方で、
- 自社がどのような人材を求めるのか
- 何を評価対象とするのか
- どのような等級・報酬体系にするのか
といった最終的な意思決定は、人が担う必要があります。

それは、人事制度は経営や事業戦略の意思決定と密接に関わるからであり、AIに案を作ってもらい、人が自社の状況に合わせて意思決定する、つまり、経営と事業戦略も最終的には人間の意思決定で決めているのであれば、その戦略を実行する人材を評価・育成する人事制度も、戦略の意図や戦略への思いも踏まえて、最終的には人間の意思決定で決定すべきということです。
資料作成など、AIが得意とする作業は積極的にAIに任せながら、重要な意思決定は人が行うことで、制度設計の質と効率の両立につながります。
人事制度は「運用」まで設計して初めて機能する
セミナーでは、人事制度の設計だけでなく、導入後の運用についても解説しました。
人事制度を機能させるためには、
目標設定
↓
成長支援・育成
↓
日々のマネジメント
↓
評価
↓
フィードバック
という一連のサイクルを回していくことが重要です。

特に成果評価の目標設定では、単に本人の業務目標を設定するのではなく、事業戦略を実現するためのKSF(重要成功要因)を測定するKPIへ落とし込むことがポイントです。
また、行動評価については日々の行動を継続的に観察し、月次面談などを通じて成長を支援していく必要があります。
制度設計と日々のマネジメントを切り離すのではなく、評価基準を育成にも活用することで、求める人材への成長につなげていきます。
運用でも「最終判断」と「対話」は人が担う
人事制度の運用においても、AIを活用できる場面は増えています。
たとえば目標設定の案を作ったり、評価に必要な情報を整理したりすることは、AIによって効率化できます。
一方、行動評価では、テキスト情報だけでなく日々の行動を実際に観察することも重要です。

また、評価後のフィードバックでは、単にAIが導き出した評点や、AIが作成した評価理由・コメントを本人へ伝えるだけでは十分ではありません。
「なぜこの評価なのか」
「どのような事実に基づいて判断したのか」
を、評価者自身が理解し、自分の言葉で説明する必要があります。
そのため、運用においてもAIはサポーターとして活用しながら、最終的な評価の判断や、社員との対話は人が担うことが重要です。
まとめ:事業戦略と人事制度をつなぐために
今回のHR EXPOでは、ブース展示やセミナーを通じて、事業戦略から「求める人材」を明確にし、その内容を人事制度の設計・運用へつなげていくことの重要性をお伝えしました。
また、AI活用が広がる中でも、制度設計や情報整理をAIで効率化しつつ、最終的な意思決定や社員との対話は人が担うという役割分担が重要です。
3日間の出展を通じて、人事制度の新規設計から運用まで、さまざまな課題を抱える企業の皆さまとお話しする機会となりました。
FirstHRは今後も、人事制度の設計・運用支援を通じて、企業が目指す事業や組織の実現を支援してまいります。

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執筆者
FirstHR編集部
FirstHR編集部は、人事制度設計や評価運用をはじめとした人事領域に関する情報を発信しています。 実務に活かせる学びや考え方を大切にしながら、企業や人事担当者の皆さまに役立つコンテンツをお届けしています。


